【研究テーマ】
かなり大まかにくくるのであれば,感情に興味を持っています。
・感情とはどのようなものなのか?
・感情の本質は,何らかの事象によって生じる内受容感覚の (変化の) 感じなのか? (c.f., Prinz, 2004)
・その適応的であり,ときとして不適応的 (時代錯誤的?) な感情というものをどうしたら必要に応じて制御できるか?
・ある程度の人が共通して「いいな」と思うと思われる感情状態 (?) である 心のゆとりとはどのようなものか?
ということを考えています。
少しずつ研究を進めていければ…という感じです。

感情制御 emotion regulation
強いネガティブ感情を緩和,制御することをゴールとし,
優れた方略の提案,個人差要因の解明,技術の形成過程の理解などなどの研究をしていければなぁ…と空想しています。

・distraction (気晴らし)
→ 卒論では,distractionの注意移行対象の感情価の違い (ポジティブ,ニュートラル) がdistractionの感情制御効果に影響するか検討しました。
→ ワーキングメモリの個人差 (working memory capacity: WMC) が,distractionに与える影響について実験を行いました。WMCが高い人のほうが,distractionは上手くいくようです。

・interpersonal emotion regulation (IER)
→ 現在,研究を仮想している最中です。

内受容感覚 interoception
古くから示唆されている内受容感覚 (身体内部感覚 e.g., 心拍) と感情の結びつきについて関心を持っています。

・false physiological feedback (虚偽心拍フィードバック)
→ 虚偽の内受容感覚を音を介してフィードバックすることで,感情が変化する可能性を探っています。

・interoceptive accuracy / sensibility
→ (正直なところ,まだ理解できていないことが多いのですが) 内受容感覚の個人差指標である interoceptive accuracyやinteroceptive sensibility と性格特性などとの関連も検討しています。
→ これまでに,Heart beat tracking taskと共感性の関連などを検討してきました。

心のゆとり peace of mind
peace of mind (「やすらぎ」とでも訳すべきなのでしょうか…?) が大事だよね,という英語の童話を読んで以来,心のゆとりってやはり重要なのでは?と考えるようになりました。全体的に見て,研究が少ないので,そもそもゆとりとは何か? 他の類似概念と何が違うのか? ゆとりがあるといいことがあるのか? などなどを少しずつ検討しています。
→ ゆとりを感じやすい人ほど,ネガティブ感情状態からの回復が速いことなどがわかってきました。